ご挨拶

株主の皆様には平素より格別のご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

 当事業年度におけるわが国経済は、第3四半期までは企業業績の伸長からなる雇用所得環境の改善や設備投資の増加基調等がある反面、消費税の増税や度重なる自然災害や輸出の低迷等といった外需の落ち込みの影響を受け、景気は横ばいとなっておりました。第4四半期においては、新型コロナウイルスの影響が日本を含む各国に拡大し、外出の規制や店舗営業の休止等、小売り・外食産業のみならず世界経済に甚大な影響を及ぼしました。

 国内の外食産業におきましては、消費者の節約志向に加え、猛暑や台風など相次ぐ自然災害の国内経済への影響により原材料の安定調達ができず、原材料価格の高騰や継続的な採用難・パートアルバイトの時給の上昇に加え、働き方改革や人員不足などを背景とした人件費関連コストの上昇等、依然として厳しい状況が続いております。

 このような状況の中、当社におきましては、「一杯のラーメンをお客様に満足していただく」という創業当時からの理念にのっとり、「美味しさと快適な食の空間」の追求、「食の安心・安全」の維持向上に取組み、お客様一人一人に誠実であり続けることに、より一層邁進してまいるとともに、収益構造の改善及び強固な企業体質づくりに取組んでおります。

 しかしながら、2020年2月より新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、国や地方自治体による外出・営業自粛要請に伴い、外食需要は激減しております。また、海外におきましては、経済活動の大部分が閉鎖されているエリアが多数見られることから、今後も予断を許さない状況が続いております。

 当事業年度におきましては、店舗毎に「お客様感謝セール」を開催し、新規顧客獲得と既存顧客のリピート率向上を図ると同時に、大人気アニメ「ワンピース劇場版」とのスペシャル企画の実施、2019年9月末に開催された「阿蘇ロックフェスティバル2019in北九州」のメインスポンサーになったこと、「北九州ポップカルチャーフェスティバル」にて大人気アニメとのコラボ企画でラーメン及び丼を販売すること等、顧客の新規開拓を目標として活動いたしました。しかしながら、国内事業におきましては、既存の国内店舗の減少及び人員不足による営業時間の短縮、海外事業におきましては、既存の店舗の減少及び新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、売上高は、前事業年度に比べ117百万円減収(7.3%減)の1,484百万円となりました。

 営業損益におきましては、上記記載の販促費用に加え、既存店舗の改修コスト等が増加したこと、得意先の財政状況を踏まえ売掛債権等の回収可能性を考慮した結果、通期で貸倒引当金繰入額48百万円を計上しております。
 経常損益におきましては、得意先への貸付金等の回収可能性を考慮した結果、通期で貸倒引当金繰入額168百万円を営業外費用に計上しております。

 特別損益におきましては、当社が保有している固定資産の一部について時価が著しく下落した資産、店舗売上高等の収益性が低下し投資額の回収が見込めなくなった資産に加え、閉店が確定した店舗及び継続的に営業損失を計上している資産について、固定資産の減損に係る会計基準に基づき、保有する固定資産について将来の回収可能性の検討をした結果、減損損失として98百万円を特別損失に計上しております。

 以上の結果、当事業年度の経営成績は、売上高1,484百万円、営業損失115百万円(前期は営業損失71百万円)、経常損失281百万円(前期は経常損失144百万円)、当期純損失357百万円(前期は当期純損失76百万円)となりました。

株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長
緒方 正憲